無線通信wireless Communications
無線通信
無線通信は、通信方式によりそれぞれ特徴があるため、特徴を理解し通信方式を選択する必要があります。
特徴 | 規格 | 利用周波数 | 通信速度 | 通信距離 |
長距離、高速通信 | 3G、LTE など | 700MHz 帯~ 2.5GHz 帯 | 高速(~数Mbps 程度) | ~ 10km 程度 |
近距離、高速通信 | Wi-Fi | 2.4GHz,5GHz | 高速(~ 1Gbps 程度) | ~数十m程度 |
Bluetooth | 2.4GHz | 高速(~数十Mbps 程度) | ~十数m程度 | |
近距離、低消費電力 | ZigBee | 2.4GHz | 低速(~数百kbps 程度) | ~数十m程度 |
Wi-SUN | 920MHz | 低速(~数百kbps 程度) | ~数百m程度 | |
EnOcean | 928MHz | 低速(~数百kbps 程度) | ~数百m程度 | |
長距離、低消費電力 | SIGFOX、LoRa、eMTC、NB-IoT (LPWA)、ELTRES | 700MHz帯~ 2.5GHz帯 | 低速(~ 1Mbps 程度) | ~数百 km 程度 |
長距離 X 高速通信
携帯電話で使われる3GやLTEは、比較的大きなデータ量を遠くまで送信する際に有効です。
他方で、充電やケーブルでの電源確保が必要であり、通信コストを負担する必要もあります。
他方で、充電やケーブルでの電源確保が必要であり、通信コストを負担する必要もあります。
近距離 X 高速通信
Wi-Fi( 無線LAN)やBluetoothは、比較的大きなデータを量を短い距離で送信する際に有効です。
充電やケーブルでの電源確保必要になりますが、自営網として構築する際には通信コストが発生しない点がメリットです。
充電やケーブルでの電源確保必要になりますが、自営網として構築する際には通信コストが発生しない点がメリットです。
近距離 X 低消費電力
ZigBeeやWi-SUNは、低速ですが消費電力が少ないため、少量のデータを短い距離送信する際に有効です。
充電やケーブルの電源確保なしに電池で長時間使用できる点が特徴です。
充電やケーブルの電源確保なしに電池で長時間使用できる点が特徴です。
長距離 X 低消費電力
低消費電力を実現しつつ、少量のデータを遠くまで送信する際に有効なシステムとしてSIGFOX、LoRa、
eMTC、NB-IoT といったLPWA(Low Power Wide Ares)
と呼ばれるものが登場してきており、IoT 分野
における活用が期待されています。